名古屋帯(染め・刺繍)
夏物一覧
白鷺が戯れる岸辺の景色。
葦辺に寄せる白波や銀波は清々しく、時に青々しく、水滴は雫のようにキラキラと輝きます。
青墨色に染めた信州紬の紗紬地に、刺繍のみで趣豊かな岸辺の情景を表現したオリジナルの刺繍名古屋帯です。
手刺繍ならではの量感や質感が素晴らしく、染めでは表現し得ない立体感やプレミア感はさすが刺繍でございますね。
弊店オリジナルの図案を興し、まず下絵作成では、白鷺の華奢さや優雅な立ち姿を表現出来るよう心がけました。
刺繍の色は、少しずつ変化を持たせるように、例えば波も単調に仕上げるのではなく、銀、白、白鼠や藍白色、その濃淡はもちろん線の強弱も施しながら、オリジナルならではのこだわりを表現してゆきます。
葦の葉のあしらいもまた同じ。
色を変え、取り方を変え、古典でありながらもモダンな色挿しで刺繍を挿してまいります。
こうした小さな部分の積み重ねこそ、帯の趣や品格を形作るものだと弊店は考えますし、また、そのこだわりを再現してくださる職人さん方の技量があってこその仕上がりなのです。
「紗紬地」とお示しすると、合わせる着物は織物のみ、と受け取られがちですが、柔らか物(小紋や附下)にも充分合わせていただけるよう、柔らかい風合いを選んでいますので、垂れものから織物まで、幅広いお召し物の上にどうぞ。
また、透け感も少ないのでお単衣にも万全です。
弊店がございます姫路のシンボルは姫路城、別名を白鷺城と申します。
白鷺は弊店にとり、特別なアイコンなのです。
■オリジナル刺繍名古屋帯(岸辺の白鷺)
●品切れ
※お誂えご相談下さい。
ご希望に応じて、生地や色、柄のご変更御誂えも承ります。