名古屋帯(染め・刺繍)
夏物一覧
繊細で美しい染め。
華やかな彩色を施しているのでもなく、むしろ色数を抑え淡彩で染め上げている帯なのですが、とても力強く、華がございますね。
透かしを入れた棒縞のように見える絹芭蕉地は小千谷で織られたもの。
そのお洒落な生地を僅かに赤みがかった灰梅色で染め、萩や鉄線、撫子などを丁寧に本糊糸目友禅で染め上げた作品です。
弊店でご紹介している加工の重い友禅やオリジナル作品は、そのほとんどがゴムではなく昔ながらのもち米を使った糊糸目友禅ですが、この染帯は、その糊糸目のライン、その線の繊細さの味わいが身上。
筆致の美しさや繊細さは見飽きませんね。
さりげなく上質な、品の良い染帯です。
■染名古屋帯(斜め取り秋草/灰梅色)夏・単衣を中心に
※お値段は、お問い合わせ下さい。