名古屋帯(織り)
制作のきっかけはいつも、日々の暮らしのなかにある。
感じる季節、忘れられない風景、日々の生活。
自分の感じたことや思いを伝えられるような
美しい布を織ることをいつも目指しています。
山川響子さんより
黄色の連なり、
経絣のゆらめくような表情が素敵ですね。
光に煌めくように様々な黄色がブロックチェックのように連なっていて、淡黄色、柑子色、ひときわ明るい蜜柑色に温もりを感じます。
芥子色のような茶色味を帯びた黄色たちは大地の色でしょうか。
作品名は「筑後の春」。
初めて拝見する作家さんの作品でしたが、明るく穏やかで、艶やかな黄色に心惹かれた作品です。
しなやかな紬地です。
国画会会友
大分県生まれ
女子美術大学芸術学部工芸科織コース卒業
以降 国展入選
2018年 第92回国展 工芸部新人賞受賞