名古屋帯(織り)

おおらかさとそこに秘められた緻密さ。
黄唐茶、生成色、薄墨色の三色の板締め絣の織名古屋帯です。
作家作品は、何処にも無い、その作家だからこそ成し得る世界がございますが、この山下健氏の創る板締めの帯もそうですね。
一目でそれと分かる板締め絣の綺麗なグラデーションと綾織りの奥行感。
おおらかな表情ですが、それを可能にするのは、綿密な設計と糸作りがあってこそ。
滑らかな布の表情は優しく、そして凛としています。
1955年 鳥取県青谷町生まれ
1976年 国展50周年記念賞
1999年 国展会友優作賞
国画会会員
■ 山下健 九寸織名古屋帯(板締め絣)
●品切れ