色の染め変え・柄のお直し
メールでお問い合わせを頂戴いたしました。
はじめまして、神奈川在住の * * と申します。
無地の綴れ八寸帯がピンク色で派手になってきましたので、色を変えたい思っていますが
色かけや何か方法はありますでしょうか?
ご相談をいただき、誠に有り難うございます。
染め変えが可能かどうかは、帯を実際に拝見してみないと分からないので、お手数ですが、弊店にお送りいただきました。
拝見したところ、上に濃い色をかける「色掛け」が出来そうです。
但し、一般的なたき染め(浸染)だと、帯地がかなり縮むことが予想され、引き染めをご提案いたしました。綴れ帯への引き染めは、着物地への引き染めよりも難しい為、腕の立つ職人に染めていただけるようご準備いたします。
染め変え後のお色見本として、お手持ちの帯締めをお預かりいたしました。
まず帯を解き洗った後、引き染めにかかります。
染め上がりました!
シックな滅紫色へと生まれ変わり、別の帯のようですね。
有栖川の文様も更に浮き出て、深みを増したようです。
染め加工により、帯の風合いが柔らかくなります。
締めやすくなりますが、お太鼓部分にのみ帯芯を入れ、太鼓に張りをもたせるようにお仕立てさせていただきました。
お仕立て上がりました。
新たな綴帯へと生まれ変わりました。これからも長く活躍してくれそうですね。
Y様からご感想をいただきました。
こんばんは。
先程 商品無事に到着致しました。
昼間のひかりで見ていませんが、とても深みのあるいいお色ですね。
新しく生まれ変わり また活躍してもらいます。
どの着物に合わせようか・・・楽しみです。
試しに締めてみましたが、とても締めやすかったです。
この度は お世話になりありがとうございました。
向寒の折 どうぞご自愛くださいませ。
こちらこそ、弊店にご依頼いただき、誠に有り難うございました!
長くご愛用いただけますこと、心より願っております。