芝崎圭一さんの白藤色の座繰無地紬に、洛風林の貝花文の帯を合わせました。
芝崎さんも洛風林さんの作品も、共にとても 人気がございますね。
見ても綺麗ですが、着て更に良さを実感する芝崎圭一さんの紬たち。
しゃっきりとして且つ艶のある布面は、普段、紬派の皆様たちが、柔らかもののお席にのぞむ時、どんなに心強いことか。
紬の着やすさはそのままに、布面の程よい艶が照り映えますから、無地や熨斗目柄の作品を選んでいただき、付下や訪問着で集うお席へと、自信をもってお出かけいただけますね。
逆に、普段は垂れもの派の皆様にも、その風合いは心地よく新鮮で、より洒落味を味わうアイテムとして、多くのご支持をいただくようです。
洛風林さんもまたいわずもがな、人気の織問屋さんでございますね。
毎回感じるのは、同じ柄(文様)でも、配色を変えて、新しいときめきを見せてくれること。
新しく織りあがるたびに、これもステキ、あれもステキと、目移りします。
貝花文も人気の高い柄の一つでございますが、シンプルな淡彩トーンでありながらのこの存在感。
ぱっと目を惹く華やかさではなく、さりげなくお洒落さをアピールするようなニュアンスがとても素敵。
柄の中には寒色系と暖色系がブレンドされていて、着物選びの巾も広がります。
淡く柔らかいトーンでまとめた一揃え。
モダンな空間に映えるシンプルさはスタイリッシュ。
色を少なく、柄も少なく、いわば、引き算感覚でまとめたコーディネートでございます。
お食事会や観劇へ、またオフィシャルな会合まで。
様々にお召しになってくださいませ。
この度のコーディネートは、当オフィシャルサイト『旬のお勧めコーディネート』でご紹介しています。
どうぞご高覧下さいませ。