兵庫県 M様 part6
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着物の楽しみとは、様々な柄や色の組み合わせを楽しむ事に尽きる、と仰るM様ですから、”洋服のような合わせ方”は無難だけれど面白みがないのよね、と、ご自身のコーディネートとしては、あまり好まれないのです。
ベーシックな着物には、エスプリの効いた帯でアクセントを、がM様流。
この度は、無地の結城紬と、プレーンな格子柄の大島紬のコーディネートをご紹介いただきましょう♪
まず最初は、弊店の「建築のような帯」個展の時にお求めいただきました帯を結んでくださったお姿。
帯を織ってらっしゃる工房へと、京都にご一緒した時の写真です。
画像では、この帯の風合いや面白み、お伝えしきれないかもしれません。触れてみて解る温もりや造形の楽しさ、手織りの技on遊び心、のステキな帯なのです。
帯が主役のコーディネートなので無地の結城を合わせられたそう。ライラック色、とてもよくお似合いです♪
次は、大島紬に紅型の染名古屋帯をコーディネートなさった一枚。
この格子柄の大島紬は、機械ではなく、手織りで織られたもので、弊店一押しの工房の作品です。
糸や染めにこだわって作られた大島ですから、肌心地、違うんです。紬の双璧である、大島と結城、工房により作品により、その着心地や出来映えは大きな差があることもまた、知っていただきたいなと常々感じます。
合わせた染め名古屋帯は知念貞夫氏の作品です。
この帯は、M様とご縁をいただいた、初期の頃お求めいただいた作品ですので何だか懐かしい…。
開き仕立てで、且つ帯裏には綺麗色の別生地をあて、ちらりと見える色にもこだわった帯なのです。