真ん中にはこの度ご結婚されたお嬢様、三人姉妹の晴れやかな笑顔が素敵です。
皆様、お母様であるT様にとてもよく似ていらっしゃる。
T様、この度のお嬢様のご結婚、誠にお目出度うございました。
お幸せを皆様にもお裾分け、と、ご結婚式の時の写真をご披露いただきました。
この度ご結婚されたのは、三女であるA様です。
お式はA様が今お住まいの京都のブライトンホテルで挙げられたそうです。
実は、T様ご一家はとてもインターナショナルなのです。
T様には三人お嬢様がおいでなのですが、皆さん学生の頃から留学で海外へ出ることが多く、社会人になり選ばれたお勤め先も海外赴任のある処になったそう。
出会いの場も必然的にグローバルとなり、画面向かって左の、ご長女であるN様のご結婚相手はシンガポール人、右側の二女T様はナイジェリア人、そしてこの度ご結婚のA様は日本人、とお婿さんの国籍がいずれも違うのです。
ご家族集まった時には一体何語でコミュニケーションを取るのでしょう、やっぱり英語??
日本語すらまともに操れない私としては、ただ凄いなあと驚くばかり。
この度のA様のご結婚に当たっても、各地から京都へいらしたそうですが、ご長女のT様から、「お母さん、着物はあるの?」と尋ねられ、急遽、着物一式を京都へ送られたとのことでした。
お召しいただきましたお着物は、安達雅一氏の作品で、唐松がブルーグレイ地に飛び柄で配された付下です。
華やかな作風が多い安達氏の作品の中では趣が異なるシンプルな付下なのですが、唐松のお色が安達さんらしい、とっても綺麗なお色。
T様も一目見て、綺麗ね、とお気にいられた着物なのです。
袋帯には、立涌柄のモール箔使いのお品を選ばれました。
「親の道楽で、勝手に着物を誂えていましたが、娘達にも喜んでもらえましたし、こうした場にはやはり着物が一番、綺麗ですね。」と仰るT様。
私共も、お役に立てて何よりです。