長女Y様、次女Ｔ様、そして、最後にご登場なるは、3女のH様です。
いつも仲の良い3人姉妹、揃って着物好きなのが、またうらやましいですね。

3人様それぞれに、着物の好みは違いますが、中でもH様は、モダンな組合せがお好きでらっしゃいます。「着物はこうでなくては」と、ありがちな枠にとらわれずに、自由に発想してゆきたい、といつも新しいアイデアを教えてくださいます。

この日は、緑地の花柄の小紋に、半巾帯を締めての、ご来店です。

半巾帯、これ実は袋帯だったのですよ。柔らかい紬ちりめんの袋帯でしたので、芯を入れずに半分に折ってお仕立てしました。

袋帯の丈を切らずに、そのままお仕立てしましたので、かなり長めなのですが、身体に巻き付けるには丁度良い、と、ねじったり、リボンを大きく取ったりと、長さが活躍するそうです。
表情豊かなリボン結びでしたのに、写真ではうまく伝わらないのがとても残念です。

そして、何と言っても、半衿のお洒落をご覧下さい。片側の半衿を大きくずらし、そこにブローチが。
大きなブローチを留めてらっしゃるのは、初めて拝見しましたが、何の違和感もなく、すっと着物に馴染んでますね。

「着物は、お洒落の一手段」、として何のてらいもなく、さらりと自由に着こなされるのも、和に親しむ環境あっての事ではないでしょうか。