先代の頃からご贔屓を賜るI様。
変わらずのご愛顧に心より御礼を申し上げます。

可愛がってこられたお孫様方がご成長され、ご長女のM様は2018年に、そして、次女のF様が、2020年にご成人をお迎えになりました。

お孫様方の佳き想い出になるように、と節目節目の記念日には、家族写真を撮ってこられたI様。
今年もまた、素敵な１ページがI家の歴史に加わりました。
大切な想い出を、弊店のフォトメモリーズにもご披露いただきまして誠に有り難うございます。

二十歳の美しさ、瑞々しさに溢れたお姿。
とても良くお似合いですね。
まろやかな青磁色のお振り袖は、松竹梅や檜扇、貝桶など、典雅な文様が描かれた、手描き友禅の逸品です。
伸びやかな竹の描き方の意匠も珍しく、お色、柄ともF様のお好みにぴったり。
ご姉妹でお好みが違うお孫様方。
それをご承知のI様は、それぞれお好みの色柄で二十歳を祝えるよう、次女様にもご用意なさいました。
お幸せでございますね。

帯は、鶸色に金の七宝文の輝きが素敵な本佐賀錦。
前撮りでは、十三詣りにお誂えいただいた朱赤の宝尽くしのバッグをお持ちになりました。
お草履は、三巻き台のなかの1色を、お振袖に合わせコーディネート。
僅かな効かせ色ではございますが、その一筋、印象に残りますね。
このお草履は若奥様のセレクト。素敵でございます。

今年はご長女のM様は大学をご卒業になり、院へと進まれます。
そこで、M様はこの度は袴姿で家族写真に臨まれました。
きりりとした袴姿もお似合いですね。

スタジオ撮影の後は、姫路城の近くにロケに行かれたそう。居合わせた観光のお客様も、可愛い着物美人姉妹に注目の的だったとか。
仲良くお写真撮影に臨まれるご姉妹は、さながら姫路城のお姫様。観光の方もラッキーでしたね。

 

 

 

 

ご一家揃ってのお写真です。

ご子息様は、紋付き袴の正装です。格好いい！
なんて凛々しく素敵なのでしょう。
紋付き袴はご自身の結婚式以来で少し照れくさかったとか。
いえいえ、とっても良くお似合いです。
お嬢様方も、改めてお父様をりりしく誇らしくお感じくださったのでは。黒に白の染め抜き紋は、単純に格好いいですよね♪

 

若奥様は、色無地です。
御結婚後、ご実家のお母様がこれも必要だろうから、と誂えて下さったお品です。ご実家のお母様の想いも、ここにございます。

 

I様は、お孫様の七五三の時にお誂えいただいた訪問着に、弊店定番、白地の菊華菱紋の袋帯で。
こちら、2007年秋号きものサロンにて、モデル着装でご紹介されたお着物なのです。雑誌の品ね、と仰ったこと、覚えておいででしょうか。
素敵にお召しいただき、有り難うございます。

2018年のＭ様の成人のお祝いには、ここにI様の御主人様もいらっしゃいました。
F様のご成人を楽しみにしてらした御主人様は、今年、三回忌を迎えます。
ご一家を包み込むような優しい笑顔はもう拝見することは出来ませんが、お孫様方のご成長を、I様のご健康を、ご一家のご多幸を、お見守りくださっていることと存じます。

I様、若奥様、F様のご成人、誠にお目出度うございます。

この度もご披露いただきまして、誠に有り難うございます。