兵庫県 M様 part11
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Kちゃん、M様、ご成人お目出度うございます。
大胆な柄の振袖を、とても素敵に着こなしていただきました。
お召しいただきましたのは、弊店誂えの松竹梅、もちろん手描きでございます。
通常の柄付けのセオリーとは違った配置にし、それぞれの松竹梅を大胆に染め上げたボルドー色の振袖は、いわゆる”お召しになる方を選ぶ”一枚かもしれません。
幼少の頃より着物に親しんでこられたKちゃんですから、とても素敵に着こなして下さいました。
捻り梅の文様が誂えたかのようにぴたりとあった黒地の袋帯、
白生地から別染めいたしました長襦袢の華やかなピンク色、
振袖の肩からお袖に流れる竹の瑞々しさに合わせた濃い翡翠色の絞りの帯揚げ、
金色の佐賀錦の重ね衿、
三色巻台に映える黒地の花緒、
それぞれのお品を丁寧に吟味され、帯締め、バッグ、刺繍のショールは、十三詣りにご用命いただいたお品が、活躍いたします。
さて、M家の”次女”、ハオ嬢も可愛くおすましです。
お首には、Kちゃんの十三詣りの長襦袢の残り布からM様が手作りなさった可愛いケープも♪
ポージングもばっちりで、もしかしてハオちゃんも主役だと思っています?
二人の可愛いお嬢様に、M様も、私達もにっこりですね。
小さい頃は、舞妓さんになる、と仰っていたKちゃん。
踊りも習い、着物に親しんでこられた歳月の、いわば二十歳の振袖はその集大成。
成人式を見届ける事無く、新春ご逝去なさったM様のお母様もきっとお喜びのことでしょう。
Kちゃん、そして二十歳のご成人を迎えられた皆様に、心よりお祝い申し上げます。