兵庫県 Y様 part5
※画像クリックで拡大します。
着物でオペラ。
非日常の贅沢を味わえる観劇には、着物好きならば、是非お着物で出掛けたいですよね。
何を着て出かけようかと思案する瞬間から当日に至るまでの時間も心弾むもの。
その一日がより楽しく幸せで、優雅なひとときになる。
着物には、そんな不思議なパワーがあるのです。
いつもお世話になっておりますY様に、東京の新国立劇場でオペラをご覧になった折のお写真をご披露いただきました。
誠に有り難うございます。
お着物は夏大島です。
濃紺地に白藍から縹系の数色の縞格子を織り上げた作品で、さらさらっとした肌心地をお気に入っていただきました。
数多の縞のうち、橫縞が最も目を引きますので、出来るだけ縞を合わせボーダーになるようにお仕立てさせていただきました。
縞が揃うと印象も違ってくるもの。お仕立ては大切です。
そして、帯は平良敏子さんの芭蕉布です。
蝉のなんと愛らしいこと。
降り注ぐ太陽に呼応するように鳴く蝉の合唱がきこえてくるよう。
喜如嘉の夏がその布に再現されたかのような布表なのです。
この蝉は平良敏子さん考案の図柄ですから、Y様には尚一層嬉しいわと喜んでいただきました。
帯締めは、弊店夏の定番細ゆるぎ組の白×水色で爽やかに。
帯揚げは、インドネシアの留学生からプレゼントされたスカーフなのだとか。
「使ってみると、今回の着物にぴったりでした。私は夏着物の帯揚げに時々使います。そして若い彼女達を思い出します。」
沖縄の夏大島&芭蕉布の帯に、インドネシアのスカーフ。
素敵ですね♪
この度もお似合いのコーディネートをご披露いただき、有り難うございました。