夏の着物は着ても浴衣はねえ、みたいな方多いのではないでしょうか。
一番気軽にお召しいただけるのが浴衣ですが、逆に年々疎遠になるアイテム、それが着物好きにおける浴衣の立ち位置かもしれません。
でも、それでは勿体無いです。
お持ちになっている浴衣、袖を通してあげてくださいね。
ここ姫路に置ける浴衣の機会は、6月に開催される「姫路ゆかたまつり」。
屋台を覗くもよし、涼しいレストランで食事を楽しむのもよし、思い思いにお楽しみいただけるお祭りなのです。
今年のゆかた祭りは二日間。
お立ち寄りいただきましたお客様方の浴衣姿をご披露いただきました。
Ｍ様は、竺仙の紬浴衣の万寿菊柄浴衣に宜保さんの名古屋帯を結んで。
半巾姿が多いＭ様ですが、今年は名古屋帯強化年間。
ゆえにこの日も名古屋帯で。
この万寿菊の柄、とっても可愛いですよね。
Ｅ様は、竺仙の松煙染浴衣に麻の兵児帯を。
大人の麻兵児、とっても素敵でございます。
麻の質感がございますから子供っぽくならないですよね。
Ｓ様は娘時代に誂えた絞りの浴衣をお召しになって。うっすらだけど、着た覚えがあります、とＳ様。
カラフルな柄ゆきは浴衣だからこその醍醐味ですよね。
お二人とも帯結びもバッチリ。
この日は御三人揃ってのお出かけだそう。
E様は、この日はトンボの浴衣に麻の兵児帯を。
セルリアンブルーがとても綺麗ですね！
いつもながら、あらゆる色柄を着こなしてしまわれるE様なのです。
この日の麻兵児帯の結び方も素敵です♪
真ん中のＮ様は昨年大好評の内に完売いたしました綿麻縮の浴衣に麻の名古屋帯で。
この綿麻縮、生地も地厚で熨斗目の絵羽付けは高級感たっぷり。
浴衣に見えませんから単衣時期にも重宝いただけますね。
帯は福島輝子さん、想い出の作品だそう。
向かって左のＷ様は、お嬢様と兼用の竺仙の綿絽の浴衣に同じく竺仙の麻の半巾で。
約30年ぶりにゆかた祭りにいらしたとか。
楽しかった～と、満喫のご様子でした。
そして、Ｍ様は「うずうず」と私共が呼んでいる竺仙綿紅梅の浴衣に、麻の名古屋帯で。
帯留めのトンボ、可愛いですね。Ｍ様のお印です♪
さて、皆様は浴衣着用時、長襦袢はどうなさってらっしゃいますか？
素肌だと心許ない時には、是非「本麻下着シリーズ」をお試しになって下さいね。
肌すべりがよいので着付けも楽ですし、「きちんと感」も出て落ち着くのでは。
これからいよいよ盛夏です。
浴衣の夏も楽しみましょう♪
ご披露いただきました皆様、いつも有り難うございます。