前回のフォトメモリーズでは、お誂えいただいた染帯をご披露いただきましたY様。
この度は、お茶用にとお求めくださいました色無地に、バティックの帯を締めたお姿をご披露いただきました♪
薄浅葱色の無地着物は、澄んだ水面。
「バティックのお魚が水の中を泳ぐようなイメージになるわね。」と仰っていた組み合わせ、太閤園での某着物雑誌の催しに御参加なさった時のお写真です。
太閤園とは、大阪城公園の近くに在る藤田傳三郎男爵が築造した邸宅を前身とする立派な建物。
贅を尽くした見事な設えでお庭もとても素適なので、ウェディング会場としても人気がございます。
見事なお庭の前で。お天気が良くて何よりです。
よくお似合いでございますね、有り難うございます!
この薄浅葱色の無地は、茶席用にと求めて下さったお品で、大きな雲の地紋が入った柄ゆきです。
雲地紋は変化織になった石目模様ですから、染めると地紋が浮き上がり、表情が出てまいります。
小紋感覚、とまでは申しませんが、無地だけれども楽しめる、そんな色無地なのです。
合わせて下さった染帯は、一目でお気に入ってくださった手描きバティックの逸品帯。
0番手のチャンティンによる繊細なお魚のタッチ、いつ見ても素晴らしいですね。
「気落ちすることがあっても、この帯を眺めていると元気になるの。」と仰るY様。
そう言っていただいて、本当に嬉しいです。
こちらのお写真は、神戸で開催されたイスラエルのクリスマスを祝うホームパーティにご参加された時。
日本では未だ馴染みが薄いイスラエルですが、その文化は日本にも通じるところが多くあるそう。
魚はイスラエルではお目出度い柄として喜ばれるそうで、ホストのダリア・アナビアンさんにもとても喜んで頂けたそうです。
Y様、この度もご披露いただき、誠に有り難うございました。
※Y様の携帯で撮影されたお写真をお預かりしました。