当代きっての縞師、浅野榮一さんの作る玉縞の江戸小紋に、有職二陪織物の織名古屋帯を合わせた組み合わせです。
江戸小紋は縞に始まり縞に終わる、とはよく言われる言葉ですが、小さな伊勢型を順におくりつつ、一反全てに均一に、まっすぐにムラ無く縞を染め上げることの難しさ、江戸小紋師の中でも縞は別、といわれる所以でもございますね。
こちらは3cm巾に26本の縞を通した玉縞です。
玉は、人間国宝である型彫りの故児玉博氏の「玉」。
伊勢型紙は消耗品でもございますから、児玉氏の型を扱えるのは限られた職人のみ。
そんな貴重な型を使い染め上げられた本作品は、布の面に浮かぶ柔らかい表情と趣が何物にも替え難いまろやかさを生んでいます。
お色は山吹色と金密陀色の、その間位の黄色です。
この素適な江戸小紋に合わせましたのは、有職二陪織物の織名古屋帯。
お着物に合わせやすく、袋帯の替わりに結んでいただける格高い名古屋帯としてご好評です。
モダンな趣で人気の高い唐花の丸文を合わせました。
帯揚げは、縮緬無地の真珠色でさらりと。
さて、この度は2種類の帯締めで着姿のイメージを変えています。
どちらがお好みに合いますでしょうか。
こちらの有職織名古屋帯「二陪織物」は、唐花の丸文を含め様々な柄を御紹介しています。
別誂えも承ります。
『特選』の有職織物 、もしくは『御誂え』の有職織名古屋帯「二陪織物の御誂え」をご高覧くださいませ。
■着物:竺仙 江戸小紋(玉縞・浅野榮一/薄山吹色)
●品切れ
■帯: 有職織物 九寸織名古屋帯(二陪織物/唐花文様)
※お値段は、お問い合わせ下さい。
■帯締め: 高麗変わり組/憲法色×枯茶色
●品切れ
■ 帯揚げ: 無地(縮緬地) 薄色系5種 No.5 真珠色
●品切れ