絹や木綿が無かった時代から現在に至るまで、その長き歴史に絶えることなく育まれた上質な布「上布」。
今回は、三色縞の能登上布に越後上布の帯を合わせた、上布重ねの組み合わせ、涼しき夏支度をご紹介いたします。
三色縞の能登上布は、
「美しいキモノ 2023年夏号」の『心地よい上布』特集 p.135にて、吉田羊さんにご着用いただいたお着物です。
誌面で白っぽく映っていますのは、それは襦袢の白地を重ねているから。
実際にお召しいただいた時にどんなお色に見えるのか、参考になりますね。
光沢感もあり、ひんやり涼やかな能登上布の肌心地、上質なカジュアルをお楽しみいただけるのです。
越後上布の帯を合わせました。
経緯共、手績みした苧麻の糸で織り上げる重要無形文化財の帯はもちろん素晴らしく、年々数は少なくなれど、織り続けてくださることに感謝、ですね。
三色縞のモダンな能登上布に合わせ、網代格子と十字絣を織り上げたシンプルな趣の帯をワントーンですらりとコーディネートし、お色を効かせた帯揚げでまとめています。
ナチュラルなシンプルさが素敵だと思えるのは、その品自体に力があるから。
普段遣いの上質が心地よいのです。
■ 着物:能登上布(生成色に三色細縞)
●品切れ
★ こちらは「美しいキモノ 2023年夏号」p.135 で、吉田羊さんがご着装くださいました。
※撮影用の仮絵羽(仮縫い)に付き、お客様の御寸法に合わせ本仕立ていたします。
■ 帯:小河正義 越後上布 八寸織名古屋帯(網代と十字絣)
※お値段は、お問い合わせ下さい。
■ 帯締め:帯締め 貝の口段組(亜麻色に白と空五倍子色)[夏・単衣向]
●品切れ
■ 帯揚げ:帯揚げ(三色段に入子菱/深縹・絽縮緬地)[夏・単衣向]
●品切れ