お客様のみならず、弊店も毎年楽しみにしている明石縮のご紹介。
作家の作品は勿論素敵ですが、お着物の世界はそれだけでは成り立ちません。
お求めいただきやすいお値段でもこんなに素敵なお着物があるのだということ、手に取っていただけますと幸いです。
今回ご紹介する明石縮は、白くグラデーションを効かせた経に長い絣が素敵な作品。
お着物全体に白い光のシャワーが降り注いでいるようですね。
いつも感じる事なのですが、明石縮のこの透明感、本当にステキなのです。
お着物のお色はパステルライトブルー、和名では淡い秘色色(ひそくいろ)が近しいでしょうか。
すっと伸びた枝先、群れる蜻蛉を描いた染帯を合わせました。
斜めに横切る吾亦紅の枝、そして群れ飛ぶ蜻蛉たちを、余白を活かしつつ描いた染帯は、静かだけれど印象深い。そう思われませんか?
染めの良さや空間の取り方が素敵な染帯なのです。
あ、こんな風景見たことあるな、と懐かしく思いますね。
季節感を大切にする和装の素晴らしさ、素敵です。
帯揚げには、着物より華やかな白群色で。
帯締めは、きりりと締めて。
■着物:明石縮(白経長絣/淡秘色色〔あわひそくいろ〕)
美しいキモノ2022年夏号「今、着てみたい産地の夏織物」p.46 に掲載されました。
●品切れ
■ 帯:染名古屋帯(吾亦紅に蜻蛉/紗紬)[夏・単衣向]
●品切れ
※御誂えや似寄り品等は、お問い合わせ下さい。
■ 帯締め:帯締め 源氏立別レース組(ミシン房/瓶覗色×藤煤竹)[夏・単衣向]
●品切れ
■ 帯揚げ:帯揚げ(段暈かし/瓶覗色・乱絽楊柳)[夏・単衣向]
●品切れ