礼装着に求められるものはお洒落着とは違います。
集う皆様に失礼のない、シーンに応じた整えが必要ですが、でも、だからといって、ありがちな、無難な一揃えでは物足りないですよね。
そのお着物はどちらで?
とお尋ねいただくような、お洒落さもきらりと光る礼装着のご提案を私共では心掛けております。
愛され着物Style part4、
この度ご紹介する付下は、宝物を包む為の、麗しい装飾が施された飾り紐がモチーフ、柔らかい印象の菱繋ぎ文袋帯を合わせました。
お着物のお色は綺麗な水色です。
宝物に値するような麗しい装飾が施された飾り紐はそれ自体が芸術品でもございますが、この付下は、荘厳な装飾を施した飾り紐を、身を包むように、ご縁を結ぶように、お着物全体に染め上げた逸品です。
東京友禅らしい冴えた挿し色もとても素敵ですね。
お召しいただく方だけでなく、周りの皆様にも笑顔の魔法を振りまくような、ハッピーオーラに溢れたお着物なのです。
合わせた袋帯は、菱繋ぎ文を中心に竹や羊歯の唐草文を織り上げた、That's王道、とでも呼びたい古典柄。
着物の色柄を選ばない、コーディネートし易い袋帯でありつつも、無難ではない素敵さは、織りの色の組み合わせによるのです。
図柄は古典なれど、今様のパステルカラーで織り上げた古典柄、これが古くならない秘訣かもしれませんね。
帯揚げは、淡黄蘗色でさらりと品良く、
帯締めは、飾り紐の装飾のお色にリンクしたような、暈かしの美しい笹波組でモダンに、そして個性を出して。淡色の礼装向けを選ぶと、よりベーシックな着姿になることでしょう。
ご結婚式、ご入卒、七五三などの折々の人生のセレモニーにお勧めしたい組み合わせです。
■ 着物: 付下(飾り紐文)
本体価格 430,000円(税込 473,000円)
※反物価格
■ 帯:袋帯(秀麗菱松竹梅)
※お値段は、お問い合わせ下さい。
■ 帯締め:笹波組(暈かし銀散らし/御納戸色×薄紅藤色)
●品切れ
■ 帯揚げ:菱に松(淡黄蘗色)
●品切れ