淡藤色の白たかお召に洛風林さんの九寸名古屋帯を合わせたコーディネートをご紹介いたします。

 

合わせた帯は、洛風林さんの九寸名古屋帯「正倉院華紋」です。
このフロストガラスのような帯地の風合いが素敵ですね。
マットな質感でありながら、漆の艶のような光沢感もまた感じられる、独特な風情です。
会では、洛風林さんの八寸帯をご紹介いたしますので、こちらのコーディネートでは九寸帯をご紹介いたしました。

 

淡いライラックトーンでまとめた組み合わせに、春ですもの、薄桜色の帯揚げでトーンアップ。
帯揚げは、思いの外お顔映りに影響しますし、季節感の表現にも大切ですね。
楊柳地の透明感、今の季節に良く添います。

 

こちらの白たか御召は、単衣のみならず袷着もお勧めです。
単衣で着て洗い張り後は袷着で、もしくは逆のパターンで。
帯次第でイメージが変化する無地織物は、着回し力大。大活躍いたしますね。