綺麗な紫苑色の地に浮き上がる銀彩蝶華紋。
弊店オリジナルとして図案から新しく興した蝶華紋を、この度は飛び柄付下として紫苑色に染め上げ、ご案内いたします。

 

型を興した蝶華紋は大小それぞれ一つずつ。
四方向に伸びた菊花の間に横見の蝶をアレンジいたしました。

 

また蝶なのね、と仰るお得意様のお声が聞こえるよう。(^^)
そうなのです、蝶は私共の大好きな柄の一つであり、
大きさやデザインを変えて、いくつものオリジナル蝶を創作してまいりました。

 

しかし、蝶は古来より、地域や時代を問わず、縁起がよい柄として人気も高く重用されてきた、歴史の古い古典柄でもあるのです。

 

地紋がないフラットな生地を選び、明るい紫、紫苑色に染め上げました。
自ら染めないと得られない、そう自負する綺麗な紫です。

 

大きな蝶華紋は銀を主体に、丁寧に暈かしながら、白さを際立たせるように。
小さな蝶華紋は金を主体に。

 

合わせた袋帯は、長く定番として皆様にご愛顧賜る白地の菊華菱文。

 

コーディネートのお色は、紫苑色と白、そして僅かな金銀のみ。
色数を抑え、モダンですっきりとした佇まいとなりました。