周りの皆様にも、笑顔の魔法を一振り♪
晴れやかなお着物姿にはそんな力がございますね。

 

礼を尽くした装いで臨みたい大切なお出かけや、ご入卒や七五三、ご結婚式などの特別なセレモニーには、その時間を特別なものに変えてくれるお着物のマジックは絶大です。
心豊かな時間をお過ごしいただけますね。

 

この度は、葵尽くしの訪問着に松竹梅の袋帯の組み合わせをご紹介いたします。

 

お着物は、白緑色地に柔らかく優しい色調で描かれた葵尽くしの訪問着。
澄んだ淡いグリーン地、丁寧に描かれた葵唐草の文様、とてもまろやかで素敵ですね。
この透明感のある澄んだ景色は、上質な手描き友禅のなせるもの。
言葉には現しがたい質感が備わっているのです。

 

この葵尽くしの訪問着に、松竹梅の袋帯を合わせました。

 

白金地にしなるように伸びる千歳緑のこの松の枝ぶりの躍動感、見事でございますね。
大胆な構図で織り上げられた松竹梅は、古典でありつつ、迫力もございます。
白金地に同系の淡黄色で織り上げられた梅は可憐に、紅藤色と水色で織り上げられた松葉や梅枝は爽やかで、そして今の時代の色合いだとも思われませんか。

 

葵尽くしのお着物も、松竹梅の袋帯も、共に古典文様。
古典は永遠のモダンでもございますが、その色合いは時代によって変わるのです。

 

帯締め、帯揚げはオーソドックスに。

 

最近、特に思うのです。
せっかくお着物に袖を通していただくのですから、心に残る素敵な時間を過ごしていただきたい。
きらりと光る「何か」を感じるお姿でいらしていただきたい。
お洒落さがきらりと光る礼装着のご提案を、私共では心掛けております。