木屋太さんのこのフクレ織の袋帯を拝見しておりますと、鱗(うろこ)の三角がカーブを描き、変化しつつ流れてゆく様子が音楽のように、リズムよく感じられ、この度は、楽器柄を絞りで染めた辻ヶ花作家の森健持さんの小紋に合わせてみました。
人生に無くてはならないもの。
音楽も、その一つでございますよね。
この森健持さんの小紋はグレイッシュラベンダー色の何とも微妙なスモーキーカラー。
生地も東雲(しののめ)という、微かなしぼのうねりが表情豊かな生地ですから、このスモーキーカラー、そして絞り染めの柔らかさが加わり、穏やかな優しい小紋となりました。
木屋太さんの帯とも素敵にコラボ、リズムを奏でておりますね。
木屋太さんのこのフクレ織シリーズは、とても軽いことも特徴です。
しじら段(フクレ織により生み出されるギャザーのことです)はその凹凸が楽しいですね。
実用面でも帯が緩みにくく、皺にもなり難いことも特徴なのです。
眺めれば眺めるほど、ウロコの三角が徐々に変化してゆく連続モチーフが素敵ですよね。
裏地のドット柄もまたキュート。
帯締めは、三枚木の葉縫い合わせ、うねりの楽しい帯締めで。
帯揚げは、白地に金平糖のようなパステルカラーが愛らしいウロコ柄で。
この帯揚げは、和小物さくらさんが厄除けの願いを込め製作された作品で、予約販売させていただきましたが、秋冬に向け別途キープしていた帯揚げです。
思わぬ「ウロコ繋がり」となりました♪
■ 着物:(コンサート/絞り) 森健持・作
●品切れ
■帯:フクレ織袋帯(しじらウロコ段)木屋太
●品切れ
※お誂えご相談下さい。
■ 帯締め:遠州組(三枚縫い合わせ木の葉/紺に桜鼠・細め)
●品切れ
■ 帯揚げ:厄除七色鱗柄(白)
●品切れ