これも御召?と驚かれるのではないでしょうか。
柔らかく体に沿うこの感覚は、柔らかものと全く同じ。
そう、先染めであるだけで、着心地は縮緬の染め物感覚なのです。
体に沿うこのドレープ感やまろやかなお色合いは、普段紬派の皆様が小紋や付下に袖を通す時の、あの何となくドキドキする、晴れやかな気持と同じですね。
この丹後織御召は、経糸の太さを工夫し、織り密度を変え、通気性を高めた単衣用。
御手にかざしていただきますと、若干ですが、透けていることをお分かりいただけます。
畝のような立体感ある織りの風合いがサラサラとして、肌心地も爽やかですね。
柄は、白地に3mm巾のメロウグリーン、薄萌葱色の縞を織り上げたボーダーの縞。
近接では橫縞の動きが面白く、遠目には無地に見える案配です。
夢訪庵さんの織り名古屋帯を合わせて見ました。
締め心地のよい本斜子の白地に、枡花色の4つのお花がとっても素敵。
このお色の組み合わせ、このデザイン、可愛い~、と思わず言葉が出るのです。
帯締めは帯に合わせ、お花模様のような小桜組の黒鳶色と桔梗色のコンビで秋を表現。
淡い水色の帯揚げで爽やかに。
この度ご紹介いたしましたボーダーの丹後織御召はお単衣向きのお品ですが、暑くなければ夏に着てもいいんじゃない、そう思える風合いです。
心にも体にも嬉しいシルクは、最強の素材です。
特に、汗が気になる単衣&夏時期は、ご自宅でお手入れ出来ると嬉しいですね。
ステイホームが求められる今、体にも心にも最高の癒やしになることでしょう。
■ 着物:洗える絹の着物 丹後織御召(ボーダー/薄浅葱色)
本体価格 160,000円(税込 176,000円)
※反物価格
ウォッシャブル加工 + 12,000円(税込 13,200円)
■帯:九寸織名古屋帯(四方花文) 夢訪庵
●品切れ
■ 帯締め:小桜組(黒鳶×桔梗色)
●品切れ
■ 帯揚げ:変わり織りドット無地/水色
●品切れ