朝晩の冷え込みが肌にも心にも感じられる季節になれば、本格的な袷の季節。
真綿紬に袖を通したくなりますね。
この度は、士乎路紬と紬地の染名古屋帯のコーディネートをご紹介いたします。
泥染めや温もりが嬉しい士乎路(しおじ)紬は、縦緯共に真綿糸。
真綿紬のジャンルの中で、今や経も真綿糸仕様の紬は、結城紬かこの士乎路紬くらい。
希少な紬となりました。
合わせた薄亜麻色地の紬地の染め名古屋帯は、更紗の花枝文の色遣いが洒落た帯。
帯締めは帯の挿し色に、そして、帯揚げは着物の絣の色にと、それぞれをリンクさせ纏めています。
さて、袷が心地良いのは今や11月に入ってから。
袷と単衣のどちらを選ぶかは、お召しになるシーンや目的により異なりますが、季節の端境期は様々なお召しものが混在しても大丈夫。
お洒落着ですもの、自由にお楽しみいただきたいのです。
未だ暑さが残る10月には、単衣仕立ての藍鉄色の本塩沢がよろしいですね。
帯締め、帯揚げを含めた帯周りをそのままスライドしてお使い下さい。
■ 着物:士乎路紬(飛び絣/弊店誂え)
●品切れ
■ 帯:染名古屋帯(花枝丸文/紬地)
●品切れ
■ 帯締め:綾竹組(三色暈かし/淡浅葱色×葡萄茶×白)
●品切れ
■ 帯揚げ:無地/葡萄色・縮緬
●品切れ