黒、いえ墨色でしょうか。
艶ある布面は、花織の立体感と格子状に織り上げられた絽織との陰影の賜物ですね。
この南風原で織られた花倉織に、森健持さんの辻ヶ花の染帯を合わせ、ご紹介いたします。
南風原花絽織の透かし絽の格子は、縦が18mm、横10mmのやや大きめの長市松。
しっかり密に、そしてゆがみもなく整然と並んだその格子は端正で、織り手の熟練度合いが伺えます。
透かしですから、紗合わせのように、長襦袢とのお色合わせも楽しめますね。
白で爽やかに、黄色で華やかに、そして水色で寒色系の濃淡に、と様々にお楽しみいただけることでしょう。
モダンな花絽織に古典柄の染帯を合わせています。
今様の辻ヶ花、森健持さんの作品です。
白茶色地にカチンの細いラインがとても綺麗。
雲取りに杜若という”これぞ古典”の柄取りも、趣ある紬地に染めていただくと、また違った表情を魅せてくれるものですね。
季節を長く締めていただけるよう生地を選んだ、弊店別注の染帯です。
赤味を感じる帯揚げで明るく、
帯締めは、生成色の平唐組で。
6月から9月中旬を目安にどうぞ。
■ 着物:南風原花絽織(花倉織/墨黒)
本体価格 390,000円(税込 429,000円)
※反物価格
■ 帯:染名古屋帯 森健持・作(雲取に桐杜若/辻ケ花染め)[夏・単衣向]
● 品切れ
■ 帯締め:帯締め 平唐組レース(生成色)[夏・単衣向] ☆再入荷しました。
● 品切れ
■ 帯揚げ:帯揚げ(段暈かし/鴇鼠色・乱絽楊柳)[夏・単衣向] ☆再入荷しました。
● 品切れ