お洒落紋・飾り紋の御誂え
弊店のシンボルデザイン「朱竹」。
えり新ロゴの左先頭に位置するあのデザインです。
この度、私のサイトネーム”すずめ”と弊店の竹を合わせ、「竹に雀」の洒落紋を入れることにいたしました。
お着物は芝崎さんの無地の紬、胡桃色です。
紬ですので、晴れやかというよりはシックに民芸タッチの「竹に雀」紋を入れたかったので、そのリクエストを伝え、店長がデザイン。
フォトショップでデザインを創り上げます。
フォトショップのカラーデザインで、色のイメージも具現化します。
地色に赤みを足した色で雀を、竹と竹輪はシックな利休に。
そのデザイン画を元に更に修正を加えながら、紙図案を興し、刺繍の色を選びます。
メインの雀はいつもでしたら数色で仕上げることが多いのですが、この度は古裂の版画タッチに仕上げたかったので一色のみセレクト。
竹輪の色は胡桃色のお着物地からトーンアップしたベージュ色に変更。
春先に着ることも想定し、秋色にまとめすぎないようにいたします。
出来上がりました。
弊店オリジナルの染名古屋帯(萩と蔦図)と合わせています。
刺繍の色は三色ですが、光線の加減によって変化してみえますね。
弊店らしいお洒落紋、大切に着させていただきたいと思います!
※洒落紋は弊店でデザインし、誂えたものです。デザインのコピー、転用を固く禁じます。
家紋ではなく、お洒落の為にあしらうお洒落紋(花紋)のお誂え。
紋はとても小さい面積ながら、意外に目立つ場所でもございますし、古くは、背守として「魔除け」の意味合いも持つほどに大切に考えられた場所ですから、お洒落紋といえど、いえ、お洒落紋だからこそ、どんなデザインにしようか、どんなお色がいいのかetc、お洒落心が騒ぎますね。
弊店では、ご自身だけの「オリジナル洒落紋」をご用意いたします。 お客様の為だけに下絵を描き、配色を考え、刺繍の色糸も選び、熟練の職人が手刺繍で縫い上げる「小宇宙」。 打ち合わせしながら進めてまいりますので、お時間は頂戴いたしますが、出来上がりは格別です。