訪問着・付下の御誂え
お陰様で職人さんに恵まれた弊店では、帯や着物、そして和装小物に至るまで、常に何かしらのお誂えを承っております。
ご了承いただいたお客様のお誂え例のみ、ご紹介させていただいておりますが、この度のご紹介は、私”すずめ”が誂えた熨斗目柄の訪問着で柄は蝶。
蝶は、弊店の好きなモチーフで、デフォルメしたり写実的にと、様々に表現させていただくのですが、この蝶はシルエットのラインで仕上げた蝶。
図案を描いていただいた時、これは素敵になる♪と閃いた弊店オリジナルの蝶柄で、その後、大きさを変え、取り方を変え、お客様方の着物や帯を彩っているモチーフです。
2018年、弊店創業55周年のランチパーティを開催させていただきまして、その時に誂えた着物です。
着物の段熨斗目暈かし染めは、暈かし熨斗目ならこの方に、と信頼している職人さん。
光沢が美しい弊店好みの白生地を、淡い曙色の暈かしで丁寧に染め上げて下さいます。
染めにしろ、刺繍にしろ、人の手によるものですから、真摯に取り組んで下さる方に託したいのです。
そして、そのお顔を思い浮かべながら、着させていただけるのは最高の贅沢でございますよね。
仕立て上がりました。
また、1つ大切な宝物のお着物が出来上がりました。
写真は、ランチパーティではなく、家族でクリスマス会をしたときの写真です。
コーディネートは、ランチパーティと同じで、帯は、弊店定番菊華菱文の袋帯をピンクブロンズ色で別織いただいた作品です。
自身の着物ゆえ、お客様の誂えのようには詳細な画像を撮っておらず、簡単なご紹介となってしまいました。
この蝶の他のお誂え例といたしましては、
■ 背に銀糸刺繍にて一頭の大きな蝶を入れた絵羽道行コート
■ 刺繍ではなく金銀彩で描いた訪問着もしくは付下
■ 袖口に刺繍であしらった色無地
などがございます。
どうぞご用命下さいませ。