お洒落紋・飾り紋の御誂え
弊サイトの色々な方の洒落紋をご覧になり、是非、ご自分のお着物にもということで、お手持ちの紬の反物に、お誂えの刺繍洒落紋を入れ、仕立ても含めたご依頼をいただきました。
ご自身の記念に仕立てるお着物に、ご自身に関連した「葛」の紋を、とのリクエスト。
お着物には想いが宿りますね。記念の品、大切に縫わせていただきます。
参考の図案も頂戴しましたが、N様用に店長がデザイン・ご提案させていただいたオリジナルの「蔦の花丸紋」をお気に入っていただき、早速、刺繍糸の選定にかかります。
ご着用日に間に合うようにと、デザインと同時進行で地入れを済ませておいた反物の上に、図案を置き、刺繍糸の配色を考え、メールにてご提案します。
それでは、刺繍に取りかかります。
お客様だけの刺繍洒落紋が出来上がりました。
地入れ前に八掛の色をご提案。お選びいただいた2番の色で八掛が染め上がりました。
お仕立てにかかります。ご寸法に関しましてはご送付いただきましたお着物を採寸させていただき、一部変更を加えながら、よりお召しになりやすい寸法をご案内いたします。
お仕立て上がりました。
お客様から嬉しいメールを頂戴しました。
本日、確かに受け取りました。
このたびは、こちらの勝手な申し出を最後まで快くお引き受け頂きましたこと、本当にありがとうございました。
大きさも、刺繍の色目も、本当に希望以上に素敵に仕上げて頂きましたこと心より感謝いたします。
大晦日より * * * の方へ参る予定にしており、元旦当日のディナーに着用いたします。
記念の旅行でもあり、元旦のディナーに着用できますこと、嬉しく思っております。
もう、かなり昔に貴店で購入させて頂いた、宝尽くしの柄のふくれ織りの半襟に、同じく貴店で頂いた畳表の草履で、コーディネートしようと思っております。
この度は、本当に色々お世話になり有難うございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
今回、この洒落紋を完成させていただくまでには、本当にたくさんのご連絡をいただき、いろいろ勉強にもなりました。
ぜひ、他の私のような方のためにも、ホームページにて、今回までのいきさつも兼ねて紹介していただければと思います。
もっともっとたくさんの方が、着物に親しみ、この洒落紋も含めて自分なりに楽しめる機会が増えますこと、心より祈っております。
貴店のご尽力に感謝いたしますとともに、これからも、素敵なものをたくさん紹介いただけますこと、ただ楽しみにしております。
本当にありがとうございました。
こちらこそ、ご依頼いただきましてありがとうございました。記念の旅行に弊店の品々がお供できて幸いでございます。
温かいメール、そして、サイトへの掲載もご快諾いただきましてありがとうございます。きっと皆様のご参考になると存じます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
※洒落紋は弊店でデザインし、お誂えさせていただいたものです。デザインのコピー、転用を固く禁じます。
家紋ではなく、お洒落の為にあしらうお洒落紋(花紋)のお誂え。
紋はとても小さい面積ながら、意外に目立つ場所でもございますし、古くは、背守として「魔除け」の意味合いも持つほどに大切に考えられた場所ですから、お洒落紋といえど、いえ、お洒落紋だからこそ、どんなデザインにしようか、どんなお色がいいのかetc、お洒落心が騒ぎますね。
弊店では、ご自身だけの「オリジナル洒落紋」をご用意いたします。 お客様の為だけに下絵を描き、配色を考え、刺繍の色糸も選び、熟練の職人が手刺繍で縫い上げる「小宇宙」。 打ち合わせしながら進めてまいりますので、お時間は頂戴いたしますが、出来上がりは格別です。