「着物をもっと楽しく、自由に着ましょうよ。」
素適なお着物姿をいつもご披露いただくM様から薔薇の帯の御誂えをご依頼いただきました。
お客様のご要望を伺いながら下絵を描き、それに相応しい白生地を選び、加工方法を選んでゆく御誂え。
何処にもない、誰も持っていないお誂えの愉しみは別格です。
その製作過程は本サイトの『御誂え「染名古屋帯の御誂え」』にて掲載しております。
また、きものsalon様 2017年春夏号153ページでも御紹介いただきましたので、是非ご高覧くださいませ。
こちらのフォトメモリーズでは、きものsalon様、御誂えページでご紹介していない画像やコーディネート小物のご紹介をさせていただきます♪
お着物は芝崎さんの熨斗目紬。
一目見てお気に入っていただきました。熨斗目の紬も一つは欲しいなあ、と思ってらっしゃったそう。
御手に持ってらっしゃるのはご主人のお母様の形見のバック、クラシックなフォルムが素適ですね。
この薔薇の帯はご主人様からのプレゼントですから、多彩なバックコレクションの中から、このバックをお選びになったのもご配慮あってのことなのですね。
帯締め、帯揚げは和小物さくらさん。
特にこの丸唐大和組の帯締めは大人気のシリーズです。
圧倒されるようなお太鼓の友禅の美しさ、刺繍の美しさ、惚れ惚れします。
お太鼓の裏側にも表に繋げて柄を染めました。
気が付かれた方だけ、気付いてくださったらいい。
この贅沢さは御誂えならでは。
M様、ご用命いただきまして誠に有り難うございました!
ご依頼いただくお客様が在って、デザインを実現してくださる職人さんがいらして、
弊店は、本当に幸せものです。
皆様も御誂えにトライなさってみませんか?
でも、「反物でも仕立て上がった着姿がイメージし難いのに、ましてや図案を見て、それがいいか悪いかなんて判断出来ない…」
というお声が聞こえてきそうです。
新しく、イメージを形に落し込んでゆく誂えは難しいかもですが、
例えば、「雑誌で見たあの柄を自分仕様に変えて作りたい!」など、参考になる出来上がりのイメージがあれば分かりやすいですね。
また、誂え=高額になる、と思われがちですが、そんなことはないのです。
いつかは誂え、挑戦してみてくださいませ♪