パーティや祝宴など、晴れやかなお衣装に身を包んだ皆様が集う社交の場、手にとる着物は、訪問着や付下が定番でございますね。
そんな場に、無地の着物を纏って出かけてゆく。
または、一歩控えた感を演出すべく無地を手に取る。
前回ご紹介した菊池さんの無地の着尺に続き、この度は江戸小紋をコーディネートしてご紹介いたします。
お着物は薄いライラック色の根橋さんの江戸小紋です。
この江戸小紋の柄は鶴。
麻の葉柄に見えますが、実は鶴が染められた縁起柄なのです。
ゲストの皆様には(残念ながら)気付かれないかもしれませんが、この気持ちが大切なのですよね。
唐織の帯を合わせました。
富貴唐草、牡丹の花を織り上げた袋帯です。
唐織ならではの立体感が素晴らしく、白と金のみのシンプルな色合いですが、とても豪華でエレガントですね。
柄の華やかさが浮き立ち、存在感抜群です。
帯締めと帯揚げは同系色で、白梅色で大人の赤みをプラス。
帯揚げも、お祝いの心を託した宝尽くしの柄ゆきです。
■着物: 竺仙 江戸小紋(極麻の葉に鶴・根橋秀次/淡藤色)
●品切れ
■帯: 袋帯(有職富貴唐草文/唐織)
●品切れ
■帯締め: 遠州組(白梅色)
●品切れ
■帯揚げ: 金と銀の宝尽くし(白×淡香色)
●品切れ