名古屋帯(織り)
夏物一覧
シンプルで品格在る佇まい。
古典でありモダン。
北村氏の作品が圧倒的な人気を誇る所以ですね。
夏の盛装は、袷のシーズンに比べ、より特別な時を過ごす為に着物を纏うことが多いですね。
であるからこそ、特別な一本を。
この帯があって良かったと、箪笥を開ける度に締める度に思える帯、上品羅(じょうぼんら)をご紹介いたします。
北村武資氏は、二分野で人間国宝の認定を受けてらっしゃいますが、最初に認定を受けたのが、この羅の分野です。
本羅という、もじり織りの複雑な組織の素晴らしさを堪能いただきたい帯なのです。
じっと目を凝らしていただくと、いかに複雑にそれぞれの糸が絡み合い、響き合い、織物と成しているのか、驚嘆いただける事でしょう。
この羅を復元する為に、数多の努力や研鑽を重ねてこられたということは容易に想像できますが、その歴史や努力といった「重さ」を感じさせないその軽やかさ。
モダンでシンプル。
まさしく、今の私達が求めている感覚なのです。
羅は、7月から8月の盛夏の為の織物ですが、温暖化の昨今、早めに結んでいただく機会も増えて参りました。
ご自慢の帯を締め、特別なお出かけをお楽しみください。
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成 7年) 重要無形文化財「羅」の保持者に認定。
2000年(平成12年) 重要無形文化財「経錦」の保持者に認定。
■ 北村武資 上品羅 八寸名古屋帯(オフホワイト)
●品切れ