Kさん、M様、ご卒業おめでとうございます。
今年からは社会人のKさん。
色々あったコロナを経て、新しい人生のステージですね。益々のご活躍とご健康を心よりお祈り申し上げます。
Kさんのお着物暦は七五三から。
私共も着物を通して、Kさんのご成長を楽しみに拝見しておりました。
呉服屋をしていて何より幸せだと思うのは、着物が人生の節目、感動の瞬間に寄り添えること。
重ねてゆくライフステージの時々に、幸せのお裾分けをいただきます。
お客様の笑顔を拝見する度に、ささやかながらもお手伝いできる喜びに、これからも頑張ろう!と思えるのです。
ご披露いただくお写真は、Kさんの卒業の時の袴姿。
その大学生活はコロナ禍の影響を色濃く受けたものでした。
楽しみにしていた海外留学はその前日にフライトが急遽キャンセルに。呆然とされたそうです。
ただ、後で振り返ると、出国していたら再入国出来るかわからない状況でしたから、良かったのかもしれませんね、とM様。
コロナ禍では今までの当たり前がなくなって、本当に本当に大変でございました。
再留学も無事果たし、秋卒業組として、めでたくご卒業に。
さて、お着物のご説明を♪
エメラルド色の小紋がとても素敵ですね!
こちらは、なんと12年前に誂えた小紋。
フォトメモリーズの「兵庫県 M様 part8」でご披露いただいた愛らしい姿をご覧下さいませ。
当時の小紋をそのまま、寸法直しをせず着用してらっしゃるのです。
なんと素晴らしい。
袴だと身丈不問ですから出来るのですが、着物ってつくづくエコだなあと思います。
半衿や重ね衿、半幅帯(弊店オリジナル、浴衣に合わせてお買い上げ)も以前お求めいただいたもの。
それぞれ吟味して選び、大切に保管いただいていたからこそ再びの晴れの日を迎えることが出来ました。
そしてM家のもう一人のお嬢様、ハオちゃんはM様お手製のオーガンジーに、首元には、Kさんからのお下がりの髪飾りを付けて。