名古屋帯(染め・刺繍)
産地の染織は厳しい現況が続きますが、沖縄は別、と思えるぐらい、若手の染織作家が多く育っているようですね。
そんな若手の先達として、紅型のフロントランナーとして歩み続けるお一人が宮城里子さん。
本紅型染名古屋帯(梅に雲)をご紹介いたします。
琉球王国時代の紅型の復元や後進の育成など、紅型の第一人者として大きな業績を残された藤村玲子氏のもとで紅型を学ばれた宮城先生。
藤村玲子氏の作品をご存じでしたら、その師弟関係、絆の深さは作品から伝わってまいりますね。
薄花色に染められた上田紬地に、紅型と聞いて連想する鮮やかな黄色や緑ではなく、鮮やかではあるけれど、僅かに灰を含んだような陰影を感じる色彩、白の冴え。
宮城里子さんの真骨頂ではないでしょうか。
大らかな雲に咲く梅の花、そしてチャーミングなヤンバルクイナに微笑みつつ。
締めてくださる方が幸せでありますように、
そんな願いが込められた作品です。
■ 宮城里子 本紅型染名古屋帯(梅に雲)/上田紬地
●品切れ
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