形を変えて
ご実家を片付ける中で発掘する大切な品々。
洗い張りし、着物や帯へと再生出来るもの、作務衣などに仕立てるもの、等々仕分けを進めて行く中で、一点、片側が大きくヤケけた反物がございました。
さて、これをどうしたものか。
裁ちを入れていない反物なので用途先は広いのですが…
K様からショールをと、ご提案いただき、
反物巾のままだと狭いので、二つを継いで、広巾のショールをお作りいたしました。
二色縞暈かしのステキなショールが出来上がりました。
K様も「ヤケけていたとは思えませんね。」とにっこり。
反物を繋いだセンターのレースも、ショール端の糸フリンジも、反物に合わせ別染めし、裏地もショールの色に合わせご用意しています。
長くご愛用いただけますと幸いです。
K様、ご依頼いただき誠に有り難うございました。