滋賀県 N様
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今年(2006年)の祇園祭りは、最終日は生憎の雨とはなりましたが、前日までは良いお天気に恵まれて、今年も凄い人出でしたね。
昨年の夏、長板浴衣をお買い求め頂きました滋賀県 N様より、宵々山の祇園祭に行かれたとのお便りを頂きました。
息子さんの浴衣姿、可愛いですね! 渋めの色の兵児帯も、またかっこいい。そして、浴衣はなんとN様初めて縫われたお手製とか。お仕事の合間に、何とか祇園祭に間に合わせようと、眠い目をこすりながら仕上げたものだそうです。
お母様の縫われた浴衣ですもの、嬉しさもパワーUPし、とても誇らしげに見えますね。(走り回るのですぐに着崩れ、また下駄もいやがったりと、大変だったそうですが(^^))
N様は、さすがの着慣れた風情で、これぞ大人の浴衣姿といった雰囲気ですね。藍に映える白の露草の、何と美しい事でしょう。
昨年お仕立てしたものですが、一年寝かして藍を落ち着かせた後の、満を持しての今年のデビューとなりました。「藍を寝かせる」とは、昔、お母様がなさっていたので、との事ですが、色落ちがお気になる方は、一年タンスで寝かしてみてください。藍が落ち着き、こなれてまいります。
長板や、奥州小紋、絹紅梅など、手をかけて作られた浴衣は、やはり「姿」が違います。N様のように半襦袢をお召しになって、ひと味違う大人の浴衣姿をお楽しみいただけるほか、名古屋帯でのお出かけにもぴったりですね。