また必ず旅に出かけよう。
美味しいローカルフードを楽しい会話と共にいただきたいな。

 

そんな気持を代弁するかのような素敵な染帯を見つけてしまいました♪

勝山さと子さんのお着物に合わせ、ご紹介いたします。

 

 

まずは、お着物のご紹介を。

 

こちらは勝山さと子さんの着尺、二重奏。
単衣用にと開発なさった生地で、菱地紋が織り上げられた織物です。

 

特筆すべきは、滑らかな面と柔らかいドレープ性。
白生地から染めるいつもの色無地と同じ感覚でお召しいただけることでしょう。
無地織物を色無地替わりにどうぞ、と声を掛けられても躊躇なさる、そんなお客様にもすんなりお召しいただける質感です。
光沢がございますからお顔周りが地味にならない→レフ版効果、も嬉しいですよね。

 

そんな、さと子さんの二重奏は袷着でもよろしいのですが、この度はお単衣着としてご案内をいたしました。

 

そして、コーディネートのテーマを語る染帯です。
帯の地色はティファニーブルー”白群色”、澄んだクリアブルーがとても爽やかですね。
白群色の空に浮かぶ雲に隠れるように飛んでいるのは、そう、飛行機なのです♪
拝見した時、この飛行機に心をぎゅっと掴まれました。
遙か下の海でしょうか、海面に映る雲や飛行機のシルエットがまた何とも素敵。
前腹には、気球がゆらゆら、楽しいですね。

 

こちらは、山下聖子さんの作品です。
古典から離れない面白い作品作りをモットーに30年のキャリアを誇るそう。
初めてご縁をいただいたのですが、この帯はまさしく今の私達の気持ちだと思われませんか。

 

帯揚げは、雲柄で。
爽やかなみ空色の帯締めで、青空を飛ぶように。

 

薫風香しい5月、バカンスにゆきたい気持をお着物に託したコーディネートです。