東京都 A様
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呉服の世界だけでなくこういった情勢不安の時にこそ、音楽や芸術や娯楽といったものが求められる側面もあるようです。
心の栄養あってこその彩り豊かな人生です。
着物好きにとっては、お着物を楽しめる環境が愛おしいですね。
さて、お世話になっているA様から、素敵なお写真が届きました。
締めてくださっているのは、弊店のオリジナル染名古屋帯「梅花晧月図」。
本作品は、伊藤若冲の「梅花晧月図」を染帯に御調整した弊店オリジナルで、弊店オリジナルを多く手掛けて下さる熟練職人の技量や心持ちが表現された作品です。
滋味深く心に染みいるような作品であればと願っておりますが、A様にもとてもお気に召していただきました。
お着物は勝山さと子さんの絹雲織の無地織物。
こちらは歌舞伎座へお出かけの時でしょうか。
全身のトーンをすっきりとおまとめです。
焦茶色のような黒のような柔らかい濃地がA様にとてもよくお似合いです。
この若冲にも合い、他の帯にも合わせやすい、とA様。
さと子さんの絹雲織は端正でありつつ、親しみやすさも程良くミックスされていて、とても素敵な織物です。
帯と帯締めの静物写真も。
満月の月明かりが眩しくて目が覚め、月明かりで撮影してくださったそう。
しんとした夜に月が輝く景色、目に浮かぶようですね。
前腹のお写真も添えていただきました。
熱海の梅園にて。
帯締めは、和小物さくらさんの小桜組。キュートですね♪
先日の梅の帯を何度か締めてみて、本当にこんな世の中でも季節の花と人の心を揺らす自然の力には敵わないなぁと、素敵な帯ですね? と褒められるたびに実感しています。
素敵なお姿をご披露いただき、誠に有り難うございます。