陽射しが高くなりますと、単衣が気になってまいりますね。
そして、春から初夏は花のリレーも嬉しくて、着物にも、季節の花や色を取り入れた装いをしたくなるもの。
今回は、紫陽花柄の染帯と小紋のコーディネートをお届けいたしました。
動く度に柄が揺らめく爽やかな小紋は、お単衣にも袷にもお勧めです。
紫陽花の染帯を合わせますと、水玉模様のようにも映りませんか。
じめじめした梅雨だって、カラリと晴れるような楽しい雨に。
そんな魔法の一振りが、着物にはあるのです。
帯は、森健持さんの作品です。
野趣をも感じる紫陽花の木は活き活きとして緑が映え、蜻蛉も楽しそうです。
自然にはいつも癒やされますね。
対して、花は丸くほんわり染められていて、そのバランスがとても素敵。
透け感が少なく柔らかい紬地ですから、合わせる着物も選びないことでしょう。
帯締めには、新緑の緑を、
帯揚げには、段暈かしで紫陽花の移ろいを。
さて、紫陽花は長くお花屋さんに並ぶようになりました。
花の季節のとらえ方は人それぞれで、袷着と単衣着の区分けもまた人それぞれです。
お洒落着ですから、その辺りはご自身の気持に沿って、しなやかに、お楽しみ下さいませ。
■ 着物:小紋(七宝繋ぎ・丸の連なり)
●品切れ
※御誂えや似寄り品等は、お問い合わせ下さい。
■ 帯:染名古屋帯(紫陽花に蜻蛉・辻ケ花/紬)[夏・単衣向] 森健持
●品切れ
※御誂えや似寄り品等は、お問い合わせ下さい。
■ 帯締め:細ゆるぎ組/冠組(三色暈かし/若芽色)
●品切れ
※御誂えや似寄り品等は、お問い合わせ下さい。
■ 帯揚げ:二色段市松地紋/若竹色×藤納戸色
●品切れ