沖縄の染織は特別な存在ですね。
南方との接点に位置する沖縄は、独自の文化が色濃く、私達を魅了してやみません。
この度ご紹介いたしますのは、日本最南端の地、与那国島で織られる与那国ドゥタティ。
ドゥタティは与那国ではお祭りの時に着用される衣裳だそうですが、エリア外の私達においては、お洒落着として楽しみたい織物ですね。
白地に黒×紺のギンガムチェックは、帯もとても合わせやすそう。
お祭りの衣裳を普段着に、なんて、本来は失礼かもしれませんが、祈りを込めた布であると知ると、より愛着も深まります。
ドゥタティは、経を木綿、緯を苧麻(麻)や木綿で織り上げた混紡で、麻のシャリ感や涼しさを保ちつつ、木綿よりしなやかでつるりとした布面です。
適度な厚みがございますから、盛夏にはもちろんですが、単衣時期にこそ最適なのではと感じる風合いなので、この度は洛風林さんの織名古屋帯を合わせ、単衣着向けにコーディネートいたしました。
帯締めは、紺青色の御嶽組。
帯揚げは、単衣向きの楊柳地で、春から初夏をイメージして。
半幅帯で軽快におまとめいただければ、よりカジュアルになりますね。
質の高い織物は、帯次第、コモノ次第で変わるのです。
■ 着物:与那国ドゥタティ
●品切れ
※お取り寄せご相談ください。
■ 帯:九寸織名古屋帯(唐草回々錦・濃紺) 洛風林
●品切れ
※御誂えや似寄り品等は、お問い合わせ下さい。
■ 帯締め:御嶽組(紺青)
●品切れ
■ 帯揚げ:段暈かし(白鼠・楊柳) [単衣向]
●品切れ