白地のお着物は、ある意味、憧れかもしれませんね。
白いお着物をすっきり着こなしている方を拝見すると、思わず目で追いかけたくなりませんか。
この度ご紹介いたしますのは、ミルキィホワイト、生成色の白たか上布に、金魚がゆらりと泳ぐ刺繍の名古屋帯を合わせた組み合わせ。
爽やかな白の紬に、アイキャッチな金魚さん。
すれ違い様、振り向きたくなる組み合わせです。
お着物は弊店の夏の定番、「白たか上布」。
程良い張り感としなやかさが同居した素敵な夏の紬で、上布と名が付きますが、素材は絹、経緯共に正絹です。
上布(麻)のような張り感を目指し織り上げた作品なので、そう命名されたそう。
山形県白鷹町で育まれた織りの技と、それを支え守り続ける織元の真心がこもった一品なのです。
御手にお持ちいただきますと、しっかりと密に織り上げられた確かな風合いや程良い柔らかさをご実感いただけるはず。
一見無地にも見えますが、経には極細い縞を約3mm間隔で通し、緯には約1cm感覚に透かしを段状に織り上げた凝った仕様ですから、お召しになった時にその縞が良い景色を編み出しますね。
経のネップも味わい深く、上質な夏の紬をお楽しみいただけることでしょう。
白たか上布はシンプルですから、コーディネートは自由自在。
この度は、大きな金魚がお太鼓に泳ぐ刺繍の名古屋帯を合わせてみました。
濃紺から白へと刺繍された、 ゆらり、ゆらりと泳ぐ可愛い金魚。
前腹も可愛いですよね。
誉田屋源兵衛さんの作るこの金魚の帯、何と申しましても、そのお値段がとても魅力的なので毎年人気でございます。
鼠青藍色と白の暈かしの帯締めで効かせつつ、帯揚げは仄かに赤紫味を感じる薄小町鼠色で大人の表情に。
ご着用の季節は、5月後半から9月を目安にどうぞ。
お出かけを楽しみましょう。
■ 着物:白たか上布(細縞/生成色)広巾
●品切れ
■ 帯:刺繍九寸名古屋帯(金魚・紺色/粗紗)[夏向] ☆今年も入荷しました。
●品切れ
■ 帯締め:帯締め 細丸組(暈かし/鼠青藍)[夏・単衣向]
●品切れ
■ 帯揚げ:帯揚げ(無地/薄小町鼠・絽麻)
●品切れ