お直し
袷の着物の裾廻しに付ける「八掛」。
かつてお求めになった、もしくは、いただきものの紬や小紋の裾に、派手な色の八掛が付いていて、このお色が気になることはございませんか?
裾からちらりと見えるだけ、のように思われがちですが、この八掛の色が変わると、がらりと着物の印象は変わるのです。
S様のお持ち下さいましたこのお着物も、柄ゆきはお気に入ってらっしゃるものの、派手さが気になりお召しになれないそう。
そこで、朱赤の八掛を外し、青みを帯びたグレイ色の八掛にお取り替えをし、そして袖丈も一尺五寸〇分から一尺三寸〇分にお直しいたしました。
八掛は、着物を全て解かずに、八掛のみを取り替える事が可能ですので、ご費用の面でも抑えることが出来ますね。
この八掛の色は、紅型調の柄の中の、青みの色を濃くしたようなお色です。
お取り替えが出来ました。
印象ががらりと変わり、落ち着いたお着物に生まれ変わりましたね。
八掛は裾から少し見えるだけ、でもこのトリミングのようなラインが効いてくるのです。
また、袖口の色も替わりますので、お顔周りにも効果絶大。
皆様ももうお召しになれない、と諦めているお着物があれば、八掛の取替という選択肢を、どうぞご検討くださいませ。
■ 八掛取替 12,000円(+税)~
■ 袖丈直し(袷) 6,000円(+税)~