「暑いですねえ」がご挨拶の枕詞になる盛夏。
年々夏は長くなってまいりました。
暑いから着物を着ないなんて、勿体ないですよね。
着物に親しむⅠ様が弊店へと御目を向けて下さったのも、単衣・夏向けの染織品からでございました。
ネットで見て気にかけてくださっていたという団扇柄の帯を、実際に見てみようと、ご多忙の中お出ましいただけたのです。
手前味噌ですが、力のある染織品は、実物のほうがより素適とお感じいただけるように感じております。
お陰様で、この団扇の帯に、Ⅰ様とのご縁を繋いでもらいました。
お優しく接して下さるⅠ様には、いつも色々と教えていただくことばかり。
このフォトメモリーズコーナーもご存知で、「良かったら役立ててね」というお言葉と共にお写真をお預けくださいました。
本当に有り難うございます。では、早速御披露いただきます♪
一枚目は、熨斗目柄の夏訪問着に、団扇の帯を締めてくださったご様子です。
このお着物は、弊店展示会場での会にお出ましいただき、お気に入ってくださった作品。
生成色をベースに、肩から袖山、そして裾のぐるりのグレイが映える素適な着物です。
熨斗目柄は着映えするお着物ですから、手の込んだ友禅作品に劣らない、すっきりとした存在感が魅力ですね。
とても良くお似合いでございます。
そして、四枚目は、小千谷縮と博多の紗の八寸名古屋帯を。
涼しかったので今年も、とお求めいただいた小千谷縮。
お気に入っていただき、何よりです。
この段暈しは今年の新柄で上前から衽にかけては絵羽調に、後ろ身頃は段をずらしてお仕立てさせていただきました。
ご一緒に紗の博多の名古屋帯をブルーで揃えてコーディネート。
涼しげですねえ。
太陽が眩しい晴天の一日、颯爽とお出かけになられました。
Ⅰ様の涼しげな着物姿を拝見して、私も着物を着てみよう、と思われる方がきっといらっしゃる。
そう確信いたしました。
Ⅰ様、御披露いただき誠に有り難うございます。
今後共どうぞよろしくお願い申し上げます。